ムルシ前大統領、初公判で「私が大統領」と主張 エジプト

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ムルシ前大統領の失脚以降、政情不安が続いているエジプト

ムルシ前大統領の失脚以降、政情不安が続いているエジプト

さらに、弁護団に向けた判事の言葉をさえぎって「私はエジプト大統領のムハンマド・ムルシ博士だ」「クーデターは犯罪であり、国家への反逆行為だ」と宣言。これをきっかけに弁護士やジャーナリスト、判事らが一斉に声を上げ、法廷内は騒然となった。

公判はいったん休憩に入り、約1時間後に再開したものの、被告らや前大統領が裁判には正当性がないと繰り返すなど、さらに混乱が続いた。

判事は2度目の休憩を宣言したまま法廷に戻らず、来年1月8日までの休廷が発表された。

法廷が設けられた警察学校の外では、ムルシ前大統領を支持する100人余りのグループが鉄条網をはさんで治安部隊とにらみ合った。一部のメンバーがテレビ局の取材陣に「事実を伝えていない」と襲いかかる場面もあった。

当局は、前大統領らの裁判に関連した暴力的な抗議行動を厳しく取り締まると警告している。

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