市場で車爆弾テロ、死者40人以上 パキスタン

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ペシャワル(CNN) パキスタン北西部ペシャワルの市場で29日、大規模な爆発があり、病院関係者によると少なくとも40人が死亡、100人前後が負傷した。負傷者の多くは重体で、死者はさらに増える恐れがあるという。

爆弾処理班の責任者によると、爆発物220キロを積んだ車両が爆発した。10軒以上の店舗と数台の車が破壊され、地面には大きくえぐられた跡が残った。

近くの売店で働いていた男性は「地面が揺れ、衝撃で倒れてしまった。起き上がってみると周りは火の海で、女性や子どもも炎に包まれていた」と話した。

現時点で犯行声明は出ていない。イスラム武装組織「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」はこの攻撃を非難し、関与を否定する声明を発表。「われわれの標的は政府機関や法執行機関だ。一般市民は攻撃しない」と主張した。

地元高官は、パキスタン政府とTTPとの和平交渉の妨害を狙った攻撃との見方を示した。

ペシャワルでは23日、キリスト教会での自爆テロで81人が死亡し、TTPの分派が犯行声明を出した。27日には政府職員を乗せたバスが爆発して少なくとも17人が死亡、30人が負傷していた。

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