ロヒンギャ族に「子どもは2人まで」産児制限、スーチー氏批判 ミャンマー

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ミャンマーのロヒンギャ族

ミャンマーのロヒンギャ族

(CNN) ミャンマーの野党党首でノーベル平和賞受賞者のアウンサンスーチー氏は30日までに、同国西部のラカイン州当局がイスラム教の少数民族ロヒンギャ族に対して打ち出した「子どもは2人まで」との産児制限を批判した。

同氏は最大都市ヤンゴンで会合に出席した後、法に反する措置と指摘。差別は正しくなく、人権保護と相いれないと主張した。

バングラデシュと国境を接する同州当局の今回の行政命令は2町の自治体が対象で、出産率が高いロヒンギャ族の人口増抑制を狙っている。イスラム教の少数派で迫害を受ける同族は国籍も付与されない境遇にある。

スーチー氏はこれまでロヒンギャ族の苦難について自らの立場を明確にせず人権団体などから批判も浴びてきた。産児制限については実際に適用されたのかどうかは不明としている。

ラカイン州では昨年、多数派の仏教徒とロヒンギャ族の衝突が多発し、多数が死亡、数万人規模が避難施設へ逃げる騒乱に発展していた。

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