「米国の真の友人」 サッチャー氏死去、世界から追悼の言葉

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訪米時に会見に臨むサッチャー氏。左はレーガン米大統領(当時)=1988年、ワシントン

訪米時に会見に臨むサッチャー氏。左はレーガン米大統領(当時)=1988年、ワシントン

サッチャー氏の下で閣僚を務め、1990年に政権を引き継いだメージャー元首相は、在任中に激しい批判も浴びたサッチャー氏の反応について、「(批判の声に)個人的には配慮し、理解もしていたが、サッチャー氏には使命があった。その使命から目をそらすまいとする意志があった」と語った。

労働党のブレア元首相は「時には激しく対立しても、その人格や英国への貢献には敬意を抱かずにいられなかった」と述べた。

サッチャー氏の功績を振り返る著書を出した英ブロガー、イーアン・デール氏はCNNとのインタビューで、ツイッターには同氏の訃報を受け、深い悲しみとともに憎悪の言葉も書き込まれていると指摘。

「信念のある政治家は、愛されるか憎まれるかのどちらかになるものだ」と話す。ドール氏が3年前、最後に会った時、サッチャー氏は認知症の影響で目の前の出来事を把握する能力が衰えた様子だったが、首相在任中の記憶ははっきりしていたという。

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