対決姿勢強める北朝鮮 「敵に銃弾の雨を」と元兵士

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北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記(中央)

北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記(中央)

(CNN) 朝鮮戦争休戦協定の白紙化を一方的に宣言した北朝鮮は、挑発的な発言をエスカレートさせ、国際社会との対決姿勢をますます強めている。

朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は13日までに、「朝鮮戦争当時に休戦で使えなくなった銃弾をまだ持っている」という元兵士(80)を紹介し、「私を前線へ帰して再びライフルを持たせてくれ。敵に心ゆくまで銃弾の雨を浴びせたい」と話していると伝えた。さらに、北朝鮮各地で「銃を取ることのできる者はすべて、人民軍への参加を希望している」と報じた。

一方、韓国国防省の報道官は「北朝鮮のこうした言動は挑発行為につながる可能性がある」との見方を示し、その場合は「こちらもさらに強い決意と破壊力をもって対応する」と述べた。

北朝鮮に対しては、国連安全保障理事会の制裁強化決議に続き、米国も11日、独自の追加制裁を発表した。大量破壊兵器の開発に関与しているとして、朝鮮貿易銀行を制裁対象に加え、米金融機関との取引を事実上禁止した。

朝鮮中央通信によると、金正恩(キムジョンウン)第1書記は兵士らの前で「火遊びが好きな者は自ら炎に包まれて死ぬ運命にある」などと語り、戦闘命令が出た時には「本当の戦争がどういうものかを敵に見せつけてやれ」と力説した。

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