テスラ4~6月期の販売台数、前年比13.5%減 創業以来最大の減少

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
カリフォルニア州サンディエゴのテスラのショールームに展示されている新車/Kevin Carter/Getty Images

カリフォルニア州サンディエゴのテスラのショールームに展示されている新車/Kevin Carter/Getty Images

(CNN) 米電気自動車(EV)大手テスラは2日、4~6月期の販売台数が前年同期比13.5%減の38万4122台だったと発表した。この減少幅は創業以来最大。販売台数減は2四半期連続で、最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスク氏の政治活動が引き起こしたブランドの毀損(きそん)と競争の激化による打撃が続いている。

販売台数の減少にもかかわらず、テスラの株価は2日の取引で4%近く上昇した。これは、一部のアナリストが予想していた大幅な減少には至らなかったためだ。

注目すべきは、テスラが年間販売台数でEV世界最大手の座を、中国EV大手BYDに明け渡す可能性があるということだ。BYDは米国市場に参入していない。BYDは2日、1~6月のEV販売台数が100万台に達したと発表し、テスラの年初来販売台数約72万1000台を大きく上回っている。

テスラの株価は過去半年で大きく変動した。投資家は、テスラがマスク氏とトランプ大統領との関係から恩恵を受けると期待し、大統領選の日から株価はほぼ倍に上昇。12月中旬には過去最高値を記録した。しかし、ほどなくしてこれらの上昇分はすべて消失し、4月中旬には50%あまり下落した。

その後、4月にマスク氏がトランプ政権を離れ、テスラに専念すると発表したことを受け、株価は回復。待望の「ロボタクシー」サービス開始が報じられたことで、1日の終値は4月の安値から35%上昇していた。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「米国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]