米、一部外交官や軍関係者家族の中東出国手配 「情勢緊迫化」注視

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イラクにある米国大使館を撮影した2020年の動画の静止画像/Reuters

イラクにある米国大使館を撮影した2020年の動画の静止画像/Reuters

(CNN) 米国務省と国防総省は11日、必要最小限の業務に携わる人員を除き、中東各地から人員を出国させる手配に乗り出した。米当局者や関係者が明らかにした。

突然の姿勢転換の理由は不明。国防当局者は「中東情勢の緊迫化」を中央軍が注視していると述べた。

ホワイトハウス当局者によると、人員の移動についてはドナルド・トランプ大統領も承知している。

中東情勢をめぐって不安が高まった理由は不明だが、トランプ大統領がイランとの核協議を進める中で、イランとイスラエルの緊張状態がエスカレートしていた。

当局者によると、ピート・ヘグセス国防長官は、米軍関係者の家族が中東各地から自主的に出国することを許可した。

国防当局者は「米軍関係者と家族の安全が最優先であることに変わりはない。米中央軍司令部(CENTCOM)は中東情勢の緊迫化を注視している。情勢の緊迫化を受け、マイケル・クリラ司令官は12日に予定していた上院委員会証言を延期した」と述べた。

別の当局者や関係者によると、国務省はイラン、バーレーン、クウェートの米大使館と、イラクのクルディスタン州エルビルにある米領事館からも、必要最小限の業務に携わる人員を除いて職員の退避を命じる準備を進めている。

イラク政府は今回の人員の移動について、同国の治安情勢とは無関係だと述べた。

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