トランプ氏、カナダ首相と電話会談 「感じが良かった」
(CNN) 米国のドナルド・トランプ大統領は記者団に対し、カナダのマーク・カーニー首相との電話会談について、「これ以上ないほど感じが良かった」と述べ、カーニー氏が「1週間以内、もしくはそれより早く」ホワイトハウスを訪問するとの見通しを示した。
トランプ氏は、カーニー氏から電話があり、「『取引をまとめよう』と言われた」と説明。「選挙戦ではどちらの候補もトランプを嫌いだったが、私をより嫌っていたのは(保守党の)ピエール・ポワリエーブル氏の方だったと思う」と語った。
カーニー氏は先に行われた総選挙で、「反トランプ感情」の高まりを追い風に勝利した。ジャスティン・トルドー前首相が先月辞任したことを受けた党首選で圧勝し、トランプ氏がカナダを「51番目の州」として併合すると威嚇したことへの対抗を掲げ、国の防衛を主要な公約に据えて選挙戦を戦った。
カーニー氏は、米国が課した高関税や度重なる挑発にさらされる選挙戦を振り返りつつ、「わが国が米国に屈することは決してない」と強調していた。