ペンス前米副大統領、「良心にかけて」トランプ氏を支持せず

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ペンス氏、トランプ氏への不支持表明 「良心にかけできない」

(CNN) ペンス前米副大統領は15日、2024年大統領選の共和党候補指名が確定したトランプ前大統領を支持することは「良心にかけてできない」と表明した。かつて大統領選を共に闘い、大統領就任後は上司として仕えたトランプ氏を拒絶する異例の事態になった。

ペンス氏はFOXニュースで「トランプ氏は我々の4年間の統治の基礎となった保守派の政策課題と相反する政策を追求、明言している」と指摘。「このため、今回の選挙戦でトランプ氏を支持することは良心にかけできない」とした。

ペンス氏は10月に選挙戦を打ち切った後、24年共和党予備選での支持表明を控えていたものの、これまでは最終的に共和党候補になった人物を支持すると言明してきた。

トランプ氏はペンス氏の撤退後、自身を支持すべきだと発言し、「彼を選んで副大統領にしたのは私だ。だが、政治の世界の人間は忠誠心が非常に欠如していることがある」と述べていた。

ペンス氏はトランプ政権の実績を「極めて誇りに思う」と述べる一方、トランプ氏が保守的な問題から距離を置いていると主張。人工妊娠中絶や米国の財政赤字に関するトランプ氏の立ち位置や、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を巡る方針転換に言及した。

今年の大統領選本選で誰に投票するかは明かさず、「投票先は胸に秘めておく」と述べるにとどめた。ただ、民主党の現職バイデン大統領には「決して投票しない」と明言し、第3政党の候補者を支持するつもりもないと示唆した。

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