トランプ氏は「米国の民主主義にとって最大の脅威」 元大統領首席補佐官の元部下

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キャシディ・ハッチンソン氏、CNNに出演

(CNN) トランプ前政権時に大統領首席補佐官を務めたマーク・メドウズ氏の元部下で、米連邦議会議事堂襲撃事件を調査している米下院特別委員会で証言も行ったキャシディ・ハッチンソン氏は、トランプ氏が大統領として2期目の当選を決めた場合、ガードレールはないとし、2020年の大統領選で敗北した後の憲法違反を考えれば、大統領選へ出馬する資格をはく奪されるべきだとの見方を示した。

ハッチンソン氏は26日、CNNの取材に答え、「ドナルド・トランプ氏は、私たちが生きている間、そして、潜在的には米国の歴史の中で、我々の民主主義が直面する最も重大な脅威だと思う」と述べた。

ハッチンソン氏は新著「Enough(原題)」の中で、トランプ政権末期の混乱と無法状態を詳述している。ハッチンソン氏は当時、トランプ氏が大統領選の結果を覆そうとし、連邦議会議事堂への襲撃が起きる中、メドウズ首席補佐官の側近として、状況を間近で見ていた。

ハッチンソン氏はCNNの取材に対し、トランプ氏が再選した場合、政府の制度がさらに悪化するのではないかと懸念を示した。

ハッチンソン氏は、トランプ氏が現在直面している訴訟は憲法の妨害に関するものだと指摘し、トランプ氏は大統領の資格をはく奪されるべきだとの考えを示した。

CNNの番組に出演したハッチンソン氏/Laura Oliverio/CNN
CNNの番組に出演したハッチンソン氏/Laura Oliverio/CNN

ハッチンソン氏の元上司であるメドウズ氏は現在刑事告発に直面しているトランプ氏の補佐官や顧問のひとり。トランプ氏が大統領選の結果を覆そうとした試みをめぐってジョージア州フルトン郡の地方検事がトランプ氏を含む19人を起訴したが、その中にメドウズ氏も含まれている。

ハッチンソン氏は、メドウズ氏がトランプ氏に対する忠誠心のためにそうした状況に置かれていることについて気の毒に思うと述べ、メドウズ氏が「正しいことをして」トランプ氏に対する捜査に協力していることを望むとした。

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