米、ICBM発射実験を実施 「世界情勢」とは無関係を主張

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大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」の発射実験が行われた/Airman 1st Class Kadielle Shaw/U.S. Space Force

大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」の発射実験が行われた/Airman 1st Class Kadielle Shaw/U.S. Space Force

(CNN) 米空軍は6日、核弾頭搭載が可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」の発射実験を同日実施したと発表した。

同軍のグローバル攻撃軍団の声明によると、兵器は積んでおらず再突入用の三つの試験用飛行体を載せたと述べた。

米カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から発射し、約4200マイル(約6760キロ)飛行して西太平洋マーシャル諸島にあるクエゼリン環礁に着弾したと説明した。

声明は今回の実験について、これまで300回余にわたって実施されており、「現在の世界情勢を踏まえたものではない」と指摘。米国防総省のライダー報道官は記者団に、ロシアには実験を事前に通告したとし、両国間における相互通知の義務事項に則った措置と述べた。

声明はまた、「これらの実験はICBM兵器体系の正確性や信頼性などを実証するためのもの」と主張。「核抑止力の継続的な安全性や有効性などを確保するための貴重なデータを入手するためのものだ」と続けた。

実験の評価など担当する部門の司令官は「米国の核戦力は米国民と世界中の同盟国の自由を守る安全保障対策の土台である」と主張し、「発射実験は米軍と国際的なパートナー国のための抑止力の明白なメッセージである」と付け加えた。

米国の核戦力は、ICBMに加え、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)と戦略爆撃機の三本柱で構成されている。

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