米テキサス州のモール銃乱射、容疑者の身元判明 右翼思想と関連か
(CNN) 米南部テキサス州の公共安全当局は7日、同州アレンのショッピングモールで6日に起きた銃乱射事件について、容疑者の身元が判明したと発表した。
当局によると、モーリシオ・ガルシア容疑者(33)は単独で銃を乱射して8人を殺害、少なくとも7人を負傷させた疑い。動機は特定されていない。
本人は現場で警官に射殺された。捜査の内容に詳しい捜査当局幹部がCNNに語ったところによると、事件前にSNS上で、右翼過激思想との関連が疑われる投稿を繰り返していたことが分かった。
同幹部によれば、容疑者の着衣には「右翼暗殺部隊」を意味するとみられる「RWDS」というワッペンが付いていた。
アレン警察によると、7日午後の時点で、負傷者7人のうち重体の3人を含む4人が地元の医療センターに入院中。高レベルの外傷センターと子ども病院へ搬送された患者各1人の経過は良好で、もう1人が地元の病院で手当てを受けている。
CNNが入手した現場の写真では、ガルシア容疑者とみられる遺体の近くに半自動ライフル銃「AR15」が見える。容疑者はこのほかに少なくとも1丁の武器を持っていて、車の中からも複数の武器が見つかった。
州公共安全当局のデータベースによると、ガルシア容疑者は民間警備員の仕事に必要な免許を取得するため、武器習熟訓練を含む講習を受けたことがある。2016年4月に州の免許を取得してから20年に失効するまでの間、少なくとも三つの警備会社に勤務した。さらに18年にも別の武器習熟訓練を修了していた。
テキサス州では民間警備員に身上調査が課され、犯罪歴などがあれば失格となる。ガルシア容疑者の免許が失効した理由は明らかでない。