トランプ氏起訴、裁判で次に起きることは?

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米ニューヨーク州の大陪審に起訴されたトランプ氏。今後の具体的な訴訟手続きは?/Drew Angerer/Getty Images

米ニューヨーク州の大陪審に起訴されたトランプ氏。今後の具体的な訴訟手続きは?/Drew Angerer/Getty Images

(CNN) 米ニューヨーク州マンハッタン地区の大陪審が30日、トランプ前米大統領を正式起訴した。これにより刑事訴訟の手続きが始まるが、手続きには他の被告と同様の部分もあれば、非常に異なるように見える部分もある。

誰かが起訴されたとき、罪名は被告の初出廷まで公表されないことがある。大陪審がトランプ氏に対して起訴を認めた罪名は、現時点で公表されていない。

マンハッタン地区検事の広報担当者は、ニューヨーク州第一審裁判所での起訴に対する罪状認否に向けて「マンハッタン地区検察事務所への出頭を調整をするため、トランプ氏の弁護士と連絡を取った。罪状認否の日が決まったら案内する」との声明を出した。

初出廷

初出廷は通常、公開の手続きとなる。被告人や弁護士と調整して自ら当局に出頭させることもある。

被告人は初出廷の際、登録や指紋の採取を受ける。

情報筋によると、トランプ氏の弁護士は起訴の報道があった直後、大陪審の投票について通知を受けた。

トランプ氏は自ら出頭することが認められる可能性が高い。複数の情報筋はCNNに対し、トランプ氏が4月4日に出廷するとの予想を語った。

初出廷で起きることはさまざまだ。初出廷が罪状認否になれば、答弁が行われる予定となる。移動の制限や自宅軟禁など保釈条件が議論されることも多く、被告人は自分の権利の告知を受ける。政府や被告の代理人弁護士も出廷することが多い。

警備の強化

トランプ氏は、起訴された人物なら誰でも経験する一定の手続きを経る必要がある。一方、前大統領という地位や2024年大統領選に出馬中との状況があり、今後の裁判では警護や実務上の懸念が増すことは疑いがない。

トランプ氏が罪状認否のために行う移動は、大統領警護隊(シークレットサービス)や他の法執行機関との調整が必須となる。

シークレットサービスや米連邦保安官局、ニューヨーク市警察(NYPD)の間ではそうした協議が既に始まった。NYPDの幹部の一人がCNNに明らかにした。

NYPD内部では30日、警官に対し31日は制服を着て展開できる準備をしておくようにとの通知があった。

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