バイデン大統領、シリア空爆承認を議会に報告

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米国のバイデン大統領/Leah Millis/Reuters

米国のバイデン大統領/Leah Millis/Reuters

(CNN) バイデン米大統領は25日、シリアにあるイラン系とみられる施設への空爆を承認したことを議会に報告した。

シリアでは23日、米軍施設がイラン製無人機(ドローン)による攻撃を受け、米軍の請負業者1人が死亡、米兵5人が負傷していた。

バイデン氏は議会への書簡で空爆について、米軍要員の安全を守り、イランや同国が支援する武装組織からの対米攻撃を抑止するために実施されたと説明。紛争激化のリスクや民間人の被害を避けるよう配慮したとも強調した。

米大統領は戦争権限法に基づき、軍事行動を48時間以内に議会に報告することが義務付けられている。

空爆によって米国とイランの緊張はさらに高まることが予想される。

米国防総省の報道官は24日、米国はイランとの紛争を望んでいないとしたうえで、同国に明確なメッセージを送るために空爆を実施したと報告。「米軍要員の保護を真剣にとらえ、安全が脅かされた場合は迅速に、断固とした行動を取るというメッセージだ」と述べていた。

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