17歳少年銃撃の元警官、加重暴行容疑で逮捕 米テキサス州

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マクドナルド駐車場で食事中の17歳少年、警官に撃たれ重体 米

(CNN) 米テキサス州のマクドナルドの駐車場で、車内で食事していた17歳の丸腰の少年が警官に撃たれて重傷を負った事件で、警察は11日、公務員による加重暴行の容疑で元警官を逮捕したと発表した。

サンアントニオ警察の11日の記者会見によると、元警官のジェームズ・ブレナンド容疑者は同日夜、警察署に出頭した。

事件は今月2日に発生。銃撃された17歳のエリック・カントゥさんは重体となり、ブレナンド容疑者は今回の逮捕の数日前に免職処分を受けていた。

加重暴行容疑は、車の中にいた運転手と同乗者の2人それぞれについて適用された。

サンアントニオ警察のウィリアム・マクマナス署長は、銃撃そのものは「行政的にも刑事的にも正当化できない」と述べ、「本件には犯罪の要素があったことから、刑事事件として捜査した」と説明している。

今回の事件を巡ってマクマナス署長は以前から、銃撃が正当化できないことは最初から明らかだったとの見方を示し、もしも被害者の少年が死亡すれば、加重暴行の容疑は殺人容疑に切り替えられる可能性があると話していた。

マクマナス署長は現場に到着してすぐ、弾痕の位置から判断して問題があることを認識したと述べ、「我々の規定では、人命に差し迫った危険がある場合を除き、警官が車両や動く車両に対して発砲することを禁じている」と説明した。

家族によると、カントゥさんは10日現在、生命維持装置を装着されているという。同乗者にけがはなかった。

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