マクドナルド駐車場で食事中の17歳少年、警官に撃たれ重体 警官免職 米

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マクドナルド駐車場で食事中の17歳少年、警官に撃たれ重体 米

(CNN) 米テキサス州にあるマクドナルドの駐車場で、車の中で食事をしていた17歳の少年が警官に銃撃される事件があった。少年は重体となっており、銃撃した警官は免職処分となった。

同州ベア郡地区検察の発表によると、免職処分となったのはサンアントニオ警察のジェームズ・ブレナンド元警官。配属されてから7カ月の実習警官で、定められた職務手順に違反したとして免職となった。

事件が発生したのは現地時間の2日夜。警官に撃たれた17歳のエリック・カントゥさんは8日現在も重体となっており、家族の弁護士によると、生命が危ぶまれる状態が続いている。

ブレナンド元警官は、バックしてきたカントゥさんの車のドアが自分にぶつかったと主張。カントゥさんは当初、警察からの逃走や警官に対する暴行などの容疑がかけられていた。

検察は、丸腰の10代の少年がサンアントニオ警察の警官に銃撃された事件についてはまだ捜査が続いていると発表。カントゥさんについては、事実関係や証拠から判断して不起訴としたことを明らかにした。

ブレナンド元警官の行為についてはサンアントニオ警察が捜査して送検し、検察の検証を経て大陪審で審理する。

カントゥさんの家族の弁護士によると、ベクサー郡検察からは7日に、カントゥさんを不起訴にするとの連絡があったという。

サンアントニオ警察の発表によると、ブレナンド元警官は2日夜、別の通報を受けてマクドナルドで対応に当たっていた際に見かけた車について、その前日に警察から逃走していた車だと思って応援を要請した。

応援が到着する前に起きた出来事は、警察が公開したボディーカメラの映像に映っていた。ブレナンド元警官は車の運転席側に歩いて近寄り、ドアを開けて、運転席にいた少年に車から出るよう指示した。運転席で食事中だった少年は、見るからに驚いた様子で車をバックさせた。

ブレナンド元警官はこの車に向かって5回発砲。少年がギアを切り替えて車を前進させると、ブレナンド元警官は走り去る車に向けてさらに5回発砲した。

警察によると、カントゥさんは複数の銃弾を浴びた状態で、現場付近で発見された。一緒にいた同乗者にけがはなかった。

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