トランプ氏の弁護士、6月に「機密文書は残っていない」と書簡

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米連邦捜査局(FBI)の家宅捜索を受けたトランプ前大統領の自宅「マール・ア・ラーゴ」/Marco Bello/Reuters

米連邦捜査局(FBI)の家宅捜索を受けたトランプ前大統領の自宅「マール・ア・ラーゴ」/Marco Bello/Reuters

(CNN) 米連邦捜査局(FBI)がトランプ前米大統領の自宅で押収した機密文書をめぐり、トランプ氏の弁護士が6月の時点で、自宅に機密文書は残っていないとする司法省への書簡に署名していたことが分かった。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

トランプ前政権による機密文書の取り扱いを調べているFBIは8日、フロリダ州にあるトランプ氏の自宅「マール・ア・ラーゴ」を捜索し、最高機密の印付きを含む11組の文書を押収していた。弁護士の書簡はこの事実と矛盾する。

同関係者らは署名の日付や弁護士の名前に言及していない。書簡の存在は、米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報じた。

トランプ氏の広報担当者はCNNへの声明で、「前例のない不必要な」捜索は与党・民主党がでっち上げた「魔女狩り」のひとつだと反発。それを後押ししているのは「思わせぶりなリークや匿名の情報源に、確固たる事実のないまま同調したがるメディア」だと主張した。

司法当局者らは6月にマール・ア・ラーゴを訪れ、機密文書を持ち帰っていた。CNNはこれまでに、捜査当局がその後、機密文書がまだ残っていることを示す証拠を得たと伝えていた。

12日に公開された法廷文書によると、司法省はスパイ法違反、司法妨害、公文書の違法な取り扱いの連邦罪について調べている。書簡の内容に反して機密文書が見つかったことが、司法妨害罪の根拠となっている可能性もある。今のところ訴追には至っていない。

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