誘拐された少女、自力で脱出 容疑者自宅の捜索で腐乱死体2体発見 米アラバマ州

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ホセ・パウリノ・パスカルレイエス容疑者/Talapoosa County Sheriff Department

ホセ・パウリノ・パスカルレイエス容疑者/Talapoosa County Sheriff Department

(CNN) 米アラバマ州で、誘拐の被害に遭った12歳の少女が自力で脱出して保護された。この事件に関連して男1人が誘拐の疑いで逮捕され、自宅の捜索で腐乱した遺体2体が見つかった。

同州タラプーサ郡保安官の2日の発表によると、1日に同州デードビルの道路を女の子が1人で歩いていると警察に通報があった。

調べによると、少女は約1週間にわたってベッドの柱に縛り付けられ、拘束具を食いちぎって自力で脱出していた。手首には縛られた痕があった。

少女はアルコールを与えられて「薬物投与状態」にされ、頭部を暴行されていた。行方不明の届け出は出されていなかった。

この事件に関連して米連邦保安局と警察は1日、ホセ・パウリノ・パスカルレイエス容疑者(37)を誘拐の疑いで逮捕した。

捜査当局が同容疑者の自宅を捜索したところ、2人の遺体が見つかった。遺体は腐敗していて、死因や死亡したのがいつだったのかすぐには分からない状態だったといい、検視当局が身元の特定を進めている。

保安官は、この家には「ほかの人々」も住んでいたと語ったが、事件への関与については明らかにしていない。

パスカルレイエス容疑者は、殺人と死体損壊の容疑もかけられている。

保安官は、12歳少女が誘拐された経緯や、パスカルレイエス容疑者との関係などについては明らかにしなかった。ただ、少女は治療を受けて元気にしていると述べ、「もう大丈夫。ずっと安全でいさせたい」と語った。

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