米オハイオ州の共和党上院予備選、トランプ氏推薦の候補が勝利へ

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トランプ氏の推薦を追い風にオハイオ州の上院予備選を制する見通しとなったバンス氏/Aaron Doster/AP

トランプ氏の推薦を追い風にオハイオ州の上院予備選を制する見通しとなったバンス氏/Aaron Doster/AP

(CNN) 11月の米中間選挙に向け、中西部オハイオ州で3日、民主、共和両党の候補者を決める予備選が行われた。CNNの予想によると、共和党の上院議員候補には、トランプ前大統領の推薦を受けた作家でベンチャー投資家のJ・D・バンス氏が指名される見通しとなった。

引退するポートマン上院議員の後継を選ぶ共和党予備選は、トランプ氏からの推薦が及ぼす影響の大きさを量る今年初のレースとなった。

米FOXの世論調査によると、トランプ氏が先月半ばにバンス氏の推薦を決めた後、同氏の支持率は3月の約2倍に伸びた。

同氏は3日夜の勝利演説で、トランプ氏に感謝の意を表し、中間選挙本選に向けて党内の結束を呼び掛けた。

CNNの記者によれば、トランプ氏はフロリダ州の別荘で友人や側近らとともに開票結果を見守り、バンス氏の逆転勝ちに安どしていたという。同氏には電話で祝意を伝えたとされる。

バンス氏は2016年大統領選でトランプ氏を公然と批判していたが、今では当時の判断が間違いだったとの立場に転じている。対立候補らは同氏の過去の発言を取り上げ、保守派として信頼できないと批判していた。

トランプ氏は予備選前夜のオンライン集会で、バンス氏はすでに十分な埋め合わせをしたと強調し、「かれは1000%、我々の味方だ」と断言していた。

バンス氏の勝利は、今月予定される他州の予備選にも影響を及ぼし、トランプ氏の推薦を受けている候補らの追い風となる可能性がある。

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