人気者カバの母親が妊娠、動物園びっくり 米オハイオ州

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シンシナティ動物園で暮らすカバのビビ(手前)とその子どものフィオナ/John Minchillo/AP

シンシナティ動物園で暮らすカバのビビ(手前)とその子どものフィオナ/John Minchillo/AP

(CNN) 米オハイオ州のシンシナティ動物園は、23歳のカバ「ビビ」が妊娠したと発表した。今年夏の終わりごろに出産する見通し。

ビビは同動物園の人気者カバ「フィオナ」の母親。フィオナは2017年、予定より6週間早い早産で生まれた。カバの出生時の体重は普通は45キロ程度だが、フィオナは約13キロしかなかった。

それでもフィオナは予想に反して生き延びることができ、動物園はフィオナが成長していく様子をSNSで共有。赤ちゃんカバを見るためだけに、大勢の人がシンシナティを訪れた。

フィオナは今、元気な大人のカバに成長し、体重は約590キロに増えた。

フィオナの父の「ヘンリー」は17年に死に、動物園は21年に18歳のオスの「タッカー」を迎えた。タッカーはたちまちビビに「夢中になった」(同動物園)という。

それでも今回の妊娠は予想外だった。実はビビは避妊していた。

「こんなに早く赤ちゃんを迎える予定ではなかったが、自然が道をみつけて私たちのカレンダーを無視した」と動物園はコメントしている。「避妊方法のほとんどは、カバでも人間でも、100%確実ではない」「過去に効いた方法であっても、今回の妊娠は防げなかった」

それでも飼育員は、ビビの妊娠に「ワクワクすると同時に緊張している」と述べ、「フィオナは予定よりも6週間早く生まれ、人間の飼育員が介入しなければ生き延びることはできなかった」と指摘。今回は早産にならないよう、全力を尽くすとコメントしている。

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