米、最大10万人のウクライナ人難民受け入れへ

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北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議に出席したバイデン米大統領(写真中央)=24日、ベルギー・ブリュッセル/Evelyn Hockstein/AFP/Getty Images

北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議に出席したバイデン米大統領(写真中央)=24日、ベルギー・ブリュッセル/Evelyn Hockstein/AFP/Getty Images

(CNN) 米国はロシアの攻撃から逃れたウクライナ人など最大10万人を受け入れる。政府高官が24日に発表した。

「米国へのあらゆる合法的な経路を検討している」と同高官は述べ、これには難民受け入れプログラム、臨時入国許可、移民・非移民ビザが含まれるとした。

この発表は、バイデン大統領の25日のポーランド訪問に先立って行われた。訪問は、1カ月前に始まったロシアのウクライナ侵攻以来続いている大規模な難民危機を強調することが目的の一つだ。

22日に発表された国連のデータによると、すでに350万人以上がウクライナを後にした。その大半はウクライナの西側の欧州隣国に逃れている。

同高官は、2022会計年度に12万5000人と定められている現在の年間難民数の上限拡大をホワイトハウスが議会に求める必要はないだろうと述べた。受け入れが「長期的な約束」であり、またウクライナ人の多くが米国に入国する他の経路があるためだ。

「12万5000人の枠にはまだかなりの余力があり、それを増やす必要性は今のところ想定していない」と高官は語った。

ホワイトハウスは、この新しい取り組みに関する報告書の中で「多くのウクライナ人が家族や故郷に近い欧州に残ることを選ぶだろう」との見方を改めて示した。

政府は「米国に家族がいるウクライナ人の受け入れに重点を置いて」プログラムの拡大・作成に取り組んでいるという。

中でもLGBTQI+(性的少数者)、医療を必要とする人、ジャーナリスト、第三国の人々など、難民の中でも最も弱い立場の人々を保護することに注力する。

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