米国人ジャーナリスト、ロシア軍の銃撃で死傷 ウクライナで取材中

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2007年9月19日にニューヨークのHBOビルで撮影されたブレント・ルノーさん(右)と兄弟のクレイグさん/Oscar Hidalgo/New York Times

2007年9月19日にニューヨークのHBOビルで撮影されたブレント・ルノーさん(右)と兄弟のクレイグさん/Oscar Hidalgo/New York Times

負傷したアレドンドさんはコロンビア系米国人の映像ジャーナリストで、キエフ市内の病院から投稿されたSNSの動画で銃撃の様子を振り返った。アレドンドさんとルノーさんは街から避難する人たちの様子を取材するためイルピンの検問所を車で通過していたところ、ロシア軍に銃撃されたという。

その場にいたのは「私たち2人」だったとアレドンドさんは述べ、ルノーさんは「撃たれて置き去りにされた」と証言、ルノーさんは首を撃たれていたと言い添えた。「私たちは離れ離れになり、私は(担架に)乗せられた」とアレドンドさんは語り、どうやって病院にたどりついたのかと尋ねられると「救急車、分からない」と答えた。

アレドンドさんは米コロンビア大学ジャーナリズム大学院の非常勤教授も務める。同大学院のスティーブ・コール学部長は、アレドンドさんのけがに関する情報はまだ入っておらず、詳しい情報を入手しようとしているところだとCNNに語った。

ウクライナ内相顧問はテレグラムに声明を発表し、ルノーさんは「命を犠牲にして侵略者の陰湿さ、残虐さ、非情さを暴こうとした」と追悼した。

キエフ地区当局者は11日、キエフ北郊のイルピンはここ数日でロシア軍による砲撃が激化し、大きな被害が出ていると伝えていた。

ルノーさんは優れた放送作品に贈られるピーボディ賞の受賞歴もある映像ジャーナリストで、米ニューヨークとアーカンソー州リトルロックを拠点として活動。兄弟のクレイグ・ルノーさんと共に、イラクやアフガニスタン、ハイチ、エジプト、リビアといった世界の紛争地の人道問題を伝えていた。

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