米、ウクライナ大統領に衛星電話を提供 定期接触欠かさず

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(CNN) 米政府当局者は2日、侵攻するロシア軍への抗戦を指揮するウクライナのゼレンスキー大統領とは安全な通信対策が講じられた衛星電話を通じて定期的に接触を保っていることを明らかにした。

この衛星電話は、先月下旬の侵攻が起きる前に米側がウクライナ政府に供与したものとした。

2人の米政府当局者によると、これ以前のウクライナ側との連絡は首都キエフの米大使館を通じてのものだったが、ロシア軍の侵攻が現実味を増し米国が大使館からの退避を準備するなかで、衛星電話の提供に踏み切っていた。

衛星電話の所持により、動き回っているゼレンスキー大統領との情報交換などが絶えず可能となっている。CNNは先に、大統領は手厚い警備陣に守られ、キエフ市内の多くの場所への移動を重ねていると伝えていた。

米政府当局者によると、米国はウクライナのクレバ外相にも同様の衛星電話を引き渡した。これらの衛星電話に電力は欠かせないが、必要となったら発電機や車両を電力源にしての利用も出来る。

ウクライナ側がこの衛星電話を入手し、使いこなすには利用の説明文がウクライナ語ではなく英語だったため数日間要したという。

米ホワイトハウスなどによると、ゼレンスキー大統領とバイデン米大統領が話し合ったのは直近で1日だった。

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