米国のコロナ新規感染、1日平均35万件超に 最多更新

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ニュージャージー州ノースバーゲンの会場で新型コロナの検査を受ける人=12月22日/Tayfun Coskun/Anadolu Agency/Getty Images

ニュージャージー州ノースバーゲンの会場で新型コロナの検査を受ける人=12月22日/Tayfun Coskun/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) 米ジョンズ・ホプキンス大学によると、米国は先月30日、新型コロナウイルス感染症の1日当たりの新規症例数が7日間平均で35万5990件と、前日に続いて過去最高を更新した。

米国各地では感染の新たな急拡大に見舞われており、症例数および入院者数がかつてない数字に達するとともに、再び日常生活に変化を強いている。専門家らは転換点を迎えるのは数週間先になる可能性があると警鐘を鳴らしている。

米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長はCNBCテレビに対し、「我が国の大きさと、ワクチンの接種と未接種の状況が混在することを考慮すると、(同感染症の症例数のピークは)数週間以上先、おそらく1月の終わりまでに迎える可能性が高い」と述べた。

米疾病対策センター(CDC)によると、米国でのワクチンの接種完了率はおおよそ62%で、接種完了した成人のうち追加接種をした人は33%に過ぎないという。

最も感染しやすい変異株とされるオミクロン株は、世界各地で急速にまん延しており、欧州の複数の国々で史上最多の症例数が報告されている。米国では複数の州で症例数と入院者数が過去最高となり、一部の州知事らが州兵を招集する事態となっている。

ニューヨーク州知事室によると、同州では30日、新規症例数が7万6500件超となり、1日当たりの記録を更新。入院者数は約8000人に達し、前日から8%増加。入院者数は27日以降、約20%増加している。

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