新型コロナ感染者、他人同士で隔離部屋共用も シンガポール
(CNN) シンガポール保健省は30日までに、国内での新型コロナウイルスの感染者の増加を受け陽性診断を受けた場合、全くの他人であっても隔離用施設の部屋を共用させる措置を発表した。
共用は、15歳以上の同性の人が対象となる。隔離用に準備している部屋を最大限に活用するための方途としているが、要請があり、融通出来る余地があった場合は1人部屋も提供するとした。
同省の報道担当者によると、国内の新規感染は増加しており、今月26日には1日あたり最多の209人が判明する事態となっている。
陽性反応が判明した場合、症状の程度に基づいて3段階の隔離措置を講じており、部屋の共用は地域の衛生施設、新型コロナの治療施設や病院で実施される。患者は可能なら自宅での隔離も認められる。
ただ、感染者と濃厚接触した人の隔離措置は義務づけないとした。代わりに健康上のリスク評価の警告が週ごとに出され、毎日の検査実施も求めるとした。