米サンフランシスコ市、水不足で緊急事態宣言を発令

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サンフランシスコ人口270万人の飲料水を支えるヘッチヘッチー貯水池。同州のシエラネバダ山脈で干ばつの状態が続き、地域が水不足の危機に陥っている/George Rose/Getty Images

サンフランシスコ人口270万人の飲料水を支えるヘッチヘッチー貯水池。同州のシエラネバダ山脈で干ばつの状態が続き、地域が水不足の危機に陥っている/George Rose/Getty Images

(CNN) 米サンフランシスコのロンドン・ブリード市長は、水不足に伴う緊急事態を宣言し、地域の水道システムにおける10%の使用削減を要請した。

ブリード市長は、「カリフォルニア州が依然として壊滅的な干ばつ、および今期の雨季における不確実性に見舞われている中、我々の水資源が将来も信頼でき、頼りになるものであり続けるようにするため、我々は難しい決断をする必要がある」と説明。

さらに「サンフランシスコの人々は年を経るごとに、我々の最も貴重な資源を保全すべく努力を重ね、カリフォルニア州で最も低いレベルの水道使用率を達成した。この危機的な時期の間、水道の使用を減らすという呼びかけに対して、我々の街は再び応じてくれるだろう」と述べた。

市長室によると、サンフランシスコ公共事業委員会(SFPUC)は全会一致で、今回の緊急措置を承認。アラメダ、サンタクララ、サンマテオ、サンフランシスコ各郡の全利用者270万人にこの措置が適用される。

同市長はまた、サンフランシスコの住民に対し、水漏れするトイレの修理や、流量を低下させる装備の設置、屋外での散水の抑制といった自発的な措置を講じることで、水道の使用を抑えるよう要請した。

SFPUCは今回の宣言により、緊急事態の期間中に貯水池や水資源へのアクセスが認められる。また利用者の水道料に対して、干ばつに伴う臨時割増料金が最大で5%課せられることになり、2022年4月1日から施行される。割増料金は、平均的な利用者の住民がこれまでと変わりなく水道を利用した場合、毎月約6ドル(約700円)ほどになると推定されている。

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