プエルトリコ、ワクチン接種率が「米国内最高」に

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州兵の運営する接種会場で新型コロナワクチンの接種を受ける高齢者=2月8日、サンフアン/RICARDO ARDUENGO/AFP/AFP via Getty Images

州兵の運営する接種会場で新型コロナワクチンの接種を受ける高齢者=2月8日、サンフアン/RICARDO ARDUENGO/AFP/AFP via Getty Images

ワクチン接種の回数でも高い水準を見せており、10万人あたりの接種数は15万4563回となっている。CDCによれば、22日時点で490万回の接種が行われた。

一方、米本土では、バーモント州が人口の70.8%がワクチン接種を終えて接種率をリード。さらに、コネティカット州の同70.2%、メーン州の同70%が続く。22日時点で米国全体でみたワクチン接種完了の割合は57%あまりとなっている。

ブラウン大学公衆衛生大学院のアシシュ・ジャー博士はプエルトリコの接種率の高さに触れて、「私に言えるのは、プエルトリコではおおよそ、ワクチン接種と政治を結びつけないことによってこれを実現した」と指摘。本土の政界に目を向けることなく、すべての党派が積極的にワクチン接種を支持し、ほとんどの場合、政治的自認とワクチン接種が混合することはなかったと述べた。

ジャー博士は、プエルトリコについて米本土より貧しいだけでなく、21州よりも人口が多いと指摘した。博士によれば、プエルトリコはバーモント州の約5倍の人口を抱える。国勢調査局によれば、2018年のプエルトリコの貧困率は約43%で、米全体の13%を上回っている。

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