5~11歳のワクチン接種、11月前半にも可能に ファウチ氏予想 米

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米ノースカロライナ州のデューク大学でファイザー製ワクチンの治験に参加する5歳の女の子=9月28日/Shawn Rocco/Duke University/Reuters

米ノースカロライナ州のデューク大学でファイザー製ワクチンの治験に参加する5歳の女の子=9月28日/Shawn Rocco/Duke University/Reuters

(CNN) 米国の5~11歳の子ども約2800万人が新型コロナウイルスのワクチンについて、11月前半にも接種できるようになる可能性があることがわかった。ファウチ大統領首席医療顧問が明らかにした。

ファウチ氏はABCの番組に出演し、11月の最初の2週間で、子どもたちがワクチンを接種できると可能性があるとの見通しを述べた。米食品医薬品局(FDA)のワクチン諮問委員会は今週、子どもに対するワクチン接種について協議する予定となっている。

ファウチ氏は、FDAの規制の判断や米疾病対策センター(CDC)の推奨に先んじたくはないとしながらも、公表されているデータや企業の発表をみれば、有効性と安全性に関しては良好なようだと指摘した。

米製薬大手ファイザーとFDAは22日、子どもへのワクチン接種の有効性について情報を明らかにした。ファイザーのデータによれば、同社のワクチンは5~11歳の子どもに対して有症状の新型コロナウイルス感染症で90.7%の有効性を示した。FDAは子どもへのファイザー製のワクチン接種について、利益がリスクを上回るとした。

FDAの諮問委員会は26日にファイザーとビオンテックが共同開発したワクチンの子どもへの利用を承認するかどうかについて協議を行う。

もし承認されれば、より年齢の低い子どもたちが利用できる初めてのワクチンとなる。ファイザー製のワクチンはすでに12~15歳については緊急使用許可が出ているほか、16歳以上については正式承認されている。

ファウチ氏はFDAが承認して、疾病対策センター(CDC)の予防接種の実施に関する諮問委員会に引き継ぐのが11月2日か3日になると予想。その後、同委員会の勧告を受け、CDC所長が署名する流れとなる。

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