バイデン氏が初の施政方針演説、5つのポイント

バイデン氏が初の施政方針演説

(CNN) バイデン米大統領は28日、米連邦議会の上下両院合同会議で初の施政方針演説を行い、政府が進める大規模なプログラムについて力強く支持を訴えた。

通常より遅い就任100日を目前にした演説は、新型コロナウイルスの流行や経済危機を色濃く反映するものとなった。

バイデン氏は政府の取り組みは新型コロナや雇用にとどまるものでなく、米国の民主主義が生き残るかを左右するものだと熱弁。数兆ドルに及ぶ財政支出は米国の存在をかけた課題になると議員に訴えた。

長年待ち続けた「議長閣下、米国大統領です」の呼び声で議場に入ったバイデン氏の演説を、5つのポイントにまとめた。

待望の大統領職、迅速に施策を進めたい思い

40年以上議場や副大統領の席から他の大統領が紹介されるのを見てきたバイデン氏は、長年の忍耐を経て主役となった。議場の演壇に立ち「戻ってこられてよかった」と述べた。

だが、バイデン氏はもう待つ必要はない。演説では自身の掲げる政策課題をいち早く進めたい姿勢が前面に出た。1兆9000億ドルに及ぶ経済対策を共和党の支持抜きで議会を通したことにも何ら謝罪の言葉はなかった。緊急に必要だったと述べ、次の諸法案も国の差し迫った結果がかかっているとして、早急に取り上げるように議員に訴えた。

バイデン氏は「米国は前進している。それを止めることはできない」「我々は歴史の転換点にいる。ただ復興するだけでなく、よりよく復興しなければならない」と語った。

共和党議員と協力したい考えも示し「異なる考えを持つ人々とも会いたい」と発言。ただ「世界は待ってくれない。私の考えでは、何もしないという選択肢はないということは明確にしておきたい」とも語った。

バイデン氏やその顧問らは主要課題の実現にあまり時間がないことを認識している。夏にかけては移民の増加、警察活動に関する社会不安、ガソリン価格高騰など、支持率を下げうる要因が待っている。さらに議員が次の選挙に向けた動きを本格化させる時期が目前に迫り、共和党議員の協力は得にくくなる。歴史的に1期目の大統領の中間選挙は大統領に優しくない。

警官に首を圧迫されて死亡したジョージ・フロイドさんの名を冠した警察改革法案も、死去から1年となる来月までに議会を通過させるようにバイデン氏は呼びかけた。重要な時が過ぎゆくのを待つつもりがない点を明確に示した。

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]