バイデン氏が初の施政方針演説、5つのポイント

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演説するバイデン氏に拍手を送るハリス副大統領(左)とペロシ下院議長/Chip Somodevilla/Getty Images

演説するバイデン氏に拍手を送るハリス副大統領(左)とペロシ下院議長/Chip Somodevilla/Getty Images

世界に訴える

バイデン政権の最初の焦点は米国民だった。

だが、そうした国内向けの取り組みは世界に対するアピールであることもバイデン氏は演説で隠さなかった。米国の衰退という考え方は誤っているというアピールであり、特に中国に向けられていた。

バイデン氏は原稿になかった習近平(シーチンピン)国家主席の名前を3度も呼び、「彼は世界で一番重大で重要な国になろうと真剣だ」と語った。

バイデン氏は自身の全体的な政権課題を民主主義と独裁主義の闘いと位置付ける。大半の法案を通過させることで、民主主義の方が勝利を収めるということを世界に示せると考えている。

「独裁者たちに未来はない。米国が未来を勝ち取る」とバイデン氏は演説を締めくくった。

外交方針は施政方針演説で主要なトピックとならないのが通常だ。ホワイトハウスのサキ報道官も「これまでも外交チームが望むほど外交政策に触れるものではなかった」と述べていた。

それでもバイデン氏はこれをより存在感のある形で演説に盛り込んだ。

「世界の40以上の首脳と会話をしてきたが、私は米国が戻ってきたと伝えてきた。彼らが何と言っているか知っているか。彼らは『米国は戻ってきたが、どのくらいいるんだ』と聞いてくる」「米国民の皆さん。我々は戻ってきただけでなく、戻って(ここに)居続けるということを示さなければならない」とバイデン氏は語りかけた。

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