「子どもの命を危険にさらさないで」、移民だます偽情報にCMで対抗 米

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米政権が移民を思いとどまらせる目的で2万8000本あまりのラジオCMを中南米で展開している/PEDRO PARDO/AFP/Getty Images

米政権が移民を思いとどまらせる目的で2万8000本あまりのラジオCMを中南米で展開している/PEDRO PARDO/AFP/Getty Images

ワシントン(CNN) 中南米から米国への移住を目指して米南部の国境にたどり着く人が激増する中で、バイデン米政権が移民を思いとどまらせる目的で2万8000本あまりのラジオCMを展開している。

移民の多くは偽情報や密輸業者が流すうわさにおびき寄せられて米国とメキシコを隔てる国境にたどり着く。米政府のCMがそうした人たちにどれほど影響を及ぼすことができるのかは不明だ。

グアテマラで放送されている45秒のCMは、米国を目指す一行に子ども連れで参加したいと思っている男性を、友人の男性が思いとどまらせようとする内容。

子連れなら簡単に国境を越えられると主張する男性に対し、友人の男性は米国を目指す旅の危険性を説き、強盗に遭ったり誘拐されたり殺害されたりするかもしれず、新型コロナウイルスに感染する恐れもあると言い聞かせ、「偽りの希望を根拠に自分の子どもたちの命を危険にさらしていはいけない」と訴える。

続くナレーションではグアテマラでも成功できると強調し、出国して家族を危険にさらしてはいけないと呼びかけている。

米政府が展開する同様の広告は、ブラジル、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラスで1月から放送されている。米国務省報道官によると、スペイン語、ポルトガル語や先住民の6言語で133のラジオ局を通じ、中南米の少なくとも700万人向けに流しているという。

会話の内容は実際の証言に基づくもので、米政府はSNS経由でもこうした内容を伝えている。

米国を目指す複数の要因

米国を目指す移民の急増は、中南米で偽情報が広がっていることによる。

中米諸国では暴力が横行し、新型コロナウイルスや昨年2度にわたって襲ったハリケーンの影響による経済的打撃も大きい。密輸業者が流す偽情報や、バイデン政権下で国境の取り締まりが緩和されて移民が歓迎されるようになったという情報は、そうした窮状から抜け出したい人たちを駆り立てる。

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