父と幼い娘、米国境またぐ川で溺死 不法移民の窮状物語る

米国への不法入国を試み、国境の川で溺死した父娘の写真に衝撃が広がっている/Julia Le Duc/AP

米国への不法入国を試み、国境の川で溺死した父娘の写真に衝撃が広がっている/Julia Le Duc/AP

(CNN) 米国とメキシコを隔てる国境地帯の川で、米国に不法入国しようとして溺死した父親と幼い娘の写真が公表された。痛ましい写真は、米政府が国境警備を強化する中で窮状に陥った不法移民の現実を物語る。

2人の遺体はうつぶせの姿勢で、両国をまたいで流れるリオグランデ川のメキシコ側の河川敷に打ち上げられていた。幼い娘は父親のシャツの中に入って、右腕を父の首に回していた。

エルサルバドル政府は、2人がオスカー・アルベルト・マルティネスさんと、娘のアンジー・バレリアちゃんだったことを確認した。AP通信によれば、アンジーちゃんは2歳だった。

2人の遺体は、捨てられたビール缶やソーダの空き瓶が散乱する河川敷に漂着していた。

エルサルバドル当局によると、2人は23日に死亡して、24日に遺体が見つかった。外務省はメキシコの協力を得て、遺体を引き取る方針を明らかにした。

国民に対しては、米国への不法入国を思いとどまるよう訴え、「どうか危険を冒さないでほしい」と呼びかけている。

米政府が国境警備を強化する中で、移民の支援に携わる人々などからは、危険を冒して不法入国を試み、死亡する人が増えるのではないかと危惧する声が上がっていた。

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