３歳と５歳の姉妹、高さ４ｍの国境の壁越しに落とされる　米

エルパソ地区のＣＢＰトップはこの光景を見て「ぞっとした」と発言。「もし隊員がモバイル技術を使った見張りをしていなかったら、この幼い姉妹は厳しい砂漠の環境下に数時間さらされていた」と語った。

マヨルカス国土安全保障長官も密入国行為を非難。声明で「密入国業者が必死の思いの両親から利益を得て子どもを虐待する非人道的な方法は、犯罪であり、道徳上も非難されるべきものだ」と述べた。３月には他にも、少女が溺死（できし）したり、６カ月の赤ちゃんが川に投げ入れられる事案があったとも触れた。

３月２８日時点で米政府が保護する付き添いのない子どもは１万７６５０人前後。そのうち５７６７人をＣＢＰが保護している。