米コロラド州とユタ州で新たに山火事続発、避難命令も

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自転車を止めて写真を撮る女性=コロラド州ボルダー/David Zalubowski/AP

自転車を止めて写真を撮る女性=コロラド州ボルダー/David Zalubowski/AP

(CNN) 米西部コロラド州とユタ州で17日に新たな山火事が相次いで発生し、近隣住民に避難命令が出ている。

コロラド州北部ジェームズタウン北郊では17日正午ごろに山火事が発生したとみられ、短時間のうちに2800ヘクタールを超える範囲に広がった。地元緊急事態当局は同日夜、避難命令の対象が900世帯近くに上っていると述べた。

地元保安局は同日夜の会見で、複数の家屋が焼失した模様だが、現場の状況はまだ不安定で被害調査に入れる段階にないと説明した。消防チームが18日朝以降、風が強まる前に空からの消火活動を強化するとしたうえで、地形や近くの住宅、牧場への影響から難航が予想されると述べた。死傷者は報告されていない。

同州北部のフォートコリンズ近郊では、州史上最大規模とされる山火事の消火作業も続いている。この火災の焼失面積は8万ヘクタールを超え、鎮火率は62%にとどまっている。16日夜には新たな避難命令が出た。

西隣のユタ州では17日に2件の山火事が発生し、24時間以内に焼失面積が計1200ヘクタールを超えた。

ツイッターに投稿された同州の消防情報によると、1件目では約600ヘクタールが焼失し、鎮火率は0%。約10件の民家に避難命令が出た。2件目は人為的な原因だったとみられている。

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