トランプ氏の選挙集会、地元弁護士グループが中止求めて提訴

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トランプ氏の選挙集会の中止を求めて米オクラホマ州の地元弁護士らが提訴/Scott Olson/Getty Images North

トランプ氏の選挙集会の中止を求めて米オクラホマ州の地元弁護士らが提訴/Scott Olson/Getty Images North

(CNN) トランプ米大統領は今週末に米オクラホマ州タルサで選挙集会を予定しているが、地元の弁護士グループは、主催者が政権自身が掲げる新型コロナウイルスの感染拡大抑止に向けた社会的な距離の確保といった措置の実施に向けた取り組みに合意しない場合は集会を中止するよう提訴した。

弁護士グループは、裁判中は集会を開催しないようにする仮差し止め命令のための公聴会を開くよう要請している。

タルサの保健当局の統計によれば、新型コロナウイルスの新規感染者が6月15日に過去最高の水準となった。弁護士グループは選挙集会が行われる会場の親会社に対して、新型コロナウイルスの感染件数が憂慮すべき増加を示すなかで、新型コロナウイルスの感染拡大抑止に向けた措置を導入することなく選挙集会のために閉鎖空間に数万人を呼び込もうとしていると指摘。

現在の計画では、集会の参加者だけではなく、タルサの地域社会全体や参加者がその後移動するであろう地域社会も危険にさらすことになるとし、適切な検討や計画、訓練、保護具などがなければ新型コロナウイルスによる感染と死亡が増加する可能性があると述べた。

今回の選挙集会は、トランプ大統領にとって新型コロナウイルスの感染拡大で大部分の米国人の生活が停止状態に陥ってから初の大規模な選挙イベントとなる。選挙陣営によれば、数十万人が集会に参加する見通し。会場の収容人数は約2万人だが、選挙陣営によれば、オンラインを通じて100万人以上が応募したという。

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