学校や飲食店の再開に向けたガイドライン草案、米CDCが起草

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乗客のいない地下鉄の車両=4月28日、ニューヨーク市/Jeenah Moon/Getty Images

乗客のいない地下鉄の車両=4月28日、ニューヨーク市/Jeenah Moon/Getty Images

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は、新型コロナウイルスの流行が続く中で企業や学校、教会、公共交通機関などが安全に営業を再開するための暫定的なガイドラインの草案をまとめた。

CNNは4月30日、関係者からこの草案を入手した。米衛生当局者は草案の内容について、まだトランプ政権による検証の段階にあり、変更される可能性もあると強調している。

草案では、保育、学校、信仰の場、弱者の雇用、飲食店、公共交通機関の6分野について、それぞれ段階的な再開に向けた具体的なガイドラインを示している。

ただしトランプ大統領は29日、飲食店やサービス業界代表との会談で、「ニューノーマル(新常態)は3カ月前の状態であってほしい。我々はあの時に戻ることを望んでいると思う」と力説、これまでとは変わった形の日常に戻るようなガイドラインは承認しない可能性があることを示唆していた。

舞台裏では業界団体が政権に対し、全米で一貫した基準を打ち出すよう圧力をかけている。一部には、コストがかさみかねない営業形態の変更を勧告された場合の損益に配慮するよう、ホワイトハウスに求める声もある。

トランプ大統領は30日の発言でも、レストランや競技場に半分しか客が入らない状態は、多くの国民にとって正常な状態とはみなされないという認識をにじませた。

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