川遊びの小学生グループに大ワニ接近、捨てられたペットか 米オハイオ州
(CNN) 米オハイオ州を流れる川で、水遊びをしていた子どもたちの近くに体長約2.3メートルのワニが出没する出来事があった。
教会の子どもたちの一行は14日夕、同州ウェストアレクサンドリアの小川で水遊びをしていた。指導員のリック・ターンブルさんによると、水の中にいたのは小学1年~6年生までの児童16人で、付き添いの大人数人が川の中や橋の上から子どもたちを見守っていた。
そうした大人たちの1人が、水の中で動く影を見つけて別の大人に声をかけ、「子どもたちを水から上がらせろ」と叫び声を上げた。
自分の息子と一緒に川の中にいたリッチ・デニアスさんは、子どもたちを助けて安全な場所に避難させた。
全員が川から出た時のワニまでの距離は約6メートル。ターンブルさんによれば、ワニは一行がいた橋の下を泳いでいて、「私たちを怖がる様子はなかった。橋の下を泳ぎながら頭を持ち上げて私たちを見た」という。
ワニは通報を受けて駆け付けた野生生物管理の担当官が銃で撃って処分した。子どもたちはその前に、現場から避難させていた。
オハイオ州に野生のワニは生息していない。専門家は、ペットとして飼われていたワニが、大きくなりすぎて川に捨てられたのではないかと推測する。ワニの体長は約2.3メートル、体重は約77キロだった。