特別検察官報告書、司法妨害ないとの結論には至らず

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一部黒塗りで公開された特別検察官の報告書/Jon Elswick/AP

一部黒塗りで公開された特別検察官の報告書/Jon Elswick/AP

報告書によると、トランプ大統領は、かつて米連邦捜査局(FBI)長官だったマラー特別検察官がどんな結論を出すかについて、明らかに憂慮していた。

2017年5月、マラー氏が特別検察官に任命されたことを知ったトランプ大統領は、「椅子にドサリと腰を下ろし、『オーマイゴッド、ひどいことになった。私の大統領もこれで終わりだ。やられた』と言った」とされる。

トランプ大統領は18日、ホワイトハウスで開かれたイベントで、「彼らにとっていい1日だ。私にとってもいい日になった。結論は出なかった。妨害はない」と宣言して歓声を浴び、「そもそもこうしたことが起こるべきではなかった。ほかの大統領に対しても再びこのようなことが起きてはならない。これはでっち上げだ。二度と起きてはならない」と強調した。

一方、野党民主党は、バー司法長官が先に発表した捜査報告書の要旨を巡って改めて司法長官を批判した。ただ、下院民主党のホイヤー院内総務は18日、CNNの取材に対し、「現時点で弾劾(だんがい)手続きを進めるには値しない」と述べ、「18カ月後には選挙が行われる。米国民が判断を下すだろう」と語った。

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