75歳男性、飼っていた珍鳥に襲われ死亡 米フロリダ州

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専門家によると、ヒクイドリは両足に長いがぎづめを持っており、危険と考えられている/Sunti/Shutterstock

専門家によると、ヒクイドリは両足に長いがぎづめを持っており、危険と考えられている/Sunti/Shutterstock

(CNN) 米フロリダ州北部ゲインズビルに住む75歳の男性が、自宅で飼育していた大型の鳥「ヒクイドリ」に襲われて死亡した。当局者らがCNNに語った。

現地のCNN系列局によると、男性は12日午前10時ごろに緊急通報の電話をかけた。続いて現場にいた別の人物からも救急出動の要請があった。

男性は搬送先の病院で死亡した。襲ったヒクイドリは今も男性宅の敷地内にいて、当局が調べを進めているという。

当局者らは事故との見方を示している。男性が転倒したところへヒクイドリが襲いかかったとみられる。

ヒクイドリはオーストラリアとニューギニア島原産の飛べない鳥で、エミューと同じ仲間に属する。最大時速約50キロのスピードで茂みを走る。約2メートルの高さまで跳躍し、泳ぎもうまい。成鳥の体長は1.5メートル以上、雌の体重は70キロを超えることもある。脚の先にある10センチほどのかぎづめで敵を攻撃する。

「世界で一番危険な鳥」とも言われ、フロリダ州の野生生物保護当局が定めた危険動物のリストでは、人に危害を加える恐れのある「クラス2」に分類されている。

クラス1はライオンやトラ、クマなどの猛獣。クラス2には小型のワニやヒョウの仲間が含まれ、特殊なおりや相当の飼育経験がなければ飼えないことになっている。

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