ロボット画面で医師が死の宣告、家族は動揺 米カリフォルニア州

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在宅でのホスピス療養を勧められたという祖父のエルネスト・キンタナさん/Courtesy Annalisia Wilharm

在宅でのホスピス療養を勧められたという祖父のエルネスト・キンタナさん/Courtesy Annalisia Wilharm

画面の中の医師は祖父に向かって、「残念ですが、効果的に治療できる方法はありません」と語りかけ、もっと楽になれるよう、モルヒネを投与することは可能だが、そうすると呼吸は一層困難になると説明、在宅でのホスピス療養を勧めると告げた。

ウィルハームさんは、この時点で母と祖母に電話して、病院に戻るよう促したという。「(病院にとって)、祖父の妻がその場にいないことはどうでもよかった」とウィルハームさんは訴える。

祖母が戻ったところでロボットについて病院に尋ねると、小さな病院なので、夜間の巡回にはロボットを使っていると説明されたという。

病院の広報はこれについて、「患者との交流にテクノロジーをどう取り入れるのが最善かについて、継続的に学んでいる」としたうえで、「ロボット」という言葉は「不正確で不適切」と付け加えた。

ウィルハームさんによると、この日の昼間、祖父に面会した医師は、祖父の手を取って話しかけ、ホスピス治療や選択肢について丁寧に説明してくれたという。

病院の広報は、患者と医師や医療従事者との対面に代わる手段としてテクノロジーの利用を奨励しているわけではないと述べ、「ご家族の期待に沿えなかったことを遺憾に思います」と話している。

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