唯一存命のベーブ・ルースの娘が死去、102歳
(CNN) 米野球史上に残る伝説的な名選手、ベーブ・ルースの娘でただ一人存命だったジュリア・ルース・スティーブンスさんが9日、死去した。102歳だった。
息子のトム・スティーブンスさんが明らかにした。療養中だったネバダ州の施設で息を引き取ったという。この後、自宅のあったニューハンプシャー州に埋葬される予定。
トムさんによるとジュリアさんには孫が2人、ひ孫が4人いる。ジュリアさん本人は「ベーブ・ルースの最大のファン」で、そうあることを生涯の最も重要な役割の1つととらえていたと、トムさんは振り返る。
野球ファンは、温かい人柄で知られたジュリアさんとベーブ・ルースのことについて語り合うのを本当に楽しみにしていたという。
ベーブ・ルースは22年間の選手生活の大半をニューヨーク・ヤンキースでプレーしたほかボストン・レッドソックスとボストン・ブレーブスにも所属。生涯通算本塁打数は714本で、ワールドシリーズを4度制覇した。1936年には、米国における野球の殿堂入りを果たした最初の5人の1人となっている。