狂犬病感染のアライグマ、再び出没 米マンハッタン

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狂犬病への感染が疑われるアライグマなどには近づかないよう当局が警戒を呼び掛けている/DON EMMERT/AFP/Getty Images

狂犬病への感染が疑われるアライグマなどには近づかないよう当局が警戒を呼び掛けている/DON EMMERT/AFP/Getty Images

(CNN) 米ニューヨーク市の保健衛生当局は10日までに、同市マンハッタン地区の北部で年初以降、狂犬病に感染したアライグマが4匹見つかったと報告した。マンハッタン島での発見は2011年以降では初めて。

これを受け住民にペットのワクチン接種を促している。保健衛生当局によると、4匹はインウッドヒル・パーク内外で見つかった。ペットや住民が噛(か)まれたとの被害報告はないとみられる。

病気の症状、方向感覚の喪失や異常におとなしかったり攻撃的な動きを見せる動物を見つけた場合、当局への通報を求めている。

マンハッタン島では2009〜11年、セントラルパーク内外で狂犬病にかかったアライグマ138匹が見付かる騒ぎがあった。保健衛生当局は当時、同公園周辺でアライグマ約500匹を捕獲後、ワクチンを接種して放し、流行を封じ込めていた。

同島で12〜18年に発生した狂犬病は5件で、全てコウモリが関与していた。むしろブロンクス地区などマンハッタン島に近い地区での発生が最近目立っている。ブロンクスでは昨年、動物の感染で9件が報告されていた。

米疾病対策センター(CDC)によると、全米規模での狂犬病の発生件数はデータ入手が可能な直近の年である2015年には5508件だった。動物の感染が大多数だが、人間が発症した3件も含まれていた。

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