ミシシッピ州の上院補選、共和党候補の勝利確実

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ミシシッピ州の上院補欠選挙を制した共和党候補のシンディ・ハイドスミス氏/Rogelio V. Solis/AP

ミシシッピ州の上院補欠選挙を制した共和党候補のシンディ・ハイドスミス氏/Rogelio V. Solis/AP

(CNN) 米中間選挙で上院最後の1議席となっていたミシシッピ州の補欠選挙は、27日に決選投票が実施され、CNNの集計で与党・共和党のシンディ・ハイドスミス候補が当選確実となった。

共和党は中間選挙で現有から2議席を増やし、上院の定数100のうち53議席を確保したことになる。野党・民主党は47議席にとどまった。

ミシシッピ州から女性の連邦議会議員が選出されるのは初めて。上院の女性議員はハイドスミス氏を含めて24人と、今期の記録を1人上回り、史上最多の人数になる。

同州の補選は、共和党のコクラン議員が今年4月、健康問題を理由に辞職したことを受けて実施された。ハイドスミス氏はコクラン氏が残した2020年までの任期を務める。

ハイドスミス氏は最近の集会で、黒人リンチの歴史を連想させる「公開処刑」に言及。「処刑に招かれたら最前列に行く」と発言して物議を醸した。

さらに、同氏の演説を笑顔で聞く黒人学生の写真が「やらせ」と発覚したり、出身校がかつて人種統合を回避したい白人向けに設立された私立高校だったことや、南北戦争で奴隷制度を擁護した南軍に称賛を寄せていたことが明るみに出たりして波紋が広がった。

小売大手ウォルマートなど複数の企業が同氏への支持を撤回する一方、民主党は州人口の4割を占める黒人に期待をかけ、同党候補への投票を呼び掛けていた。

これに対して共和党は、テレビ広告などに多額の資金を投入してハイドスミス氏を応援。26日夜にはトランプ大統領も現地入りしていた。

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