銃暴力の悲惨さ訴えた13歳少女、自宅で流れ弾に当たって死亡

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13歳少女が流れ弾で死亡、母や姉は悲痛

(CNN) 全米で後を絶たない銃撃事件の悲惨さを訴えていた13歳の少女が、自宅で流れ弾に当たって死亡した。

死亡したのはウィスコンシン州ミルウォーキーに住むサンドラ・パークスさん。19日に自室でテレビを見ていたところ、何者かが家の外から撃った銃弾が窓を突き抜けて、パークスさんを直撃した。

パークスさんは2年前に賞を受賞したエッセーの中で、こう記していた。

「小さな子どもたちが、見境のない銃暴力の犠牲になっています」「私はただ座って、自分が毎日のように見たり聞いたりしたことから逃れなければなりません。そんな時、同じ結論にたどり着くのです。私たちは混乱状態にあると」

CNN系列局WISNによると、パークスさんは「ママ、撃たれた」と言いながら部屋に入ってきたという。

検察はこの事件に関連して21日、男2人を訴追した。このうちの1人は事件後、クローゼットの中に隠れているところを見つかった。パークスさんの自宅を狙って発砲したのかどうかは分かってない。

パークスさんが2016年に執筆したエッセーは、コンテストで3位に入賞していた。「私たちはまず、お互いを思いやることから始めなければなりません」「共感を持ち、互いの立場に立つ必要があります。自分たちを愛し、周りの人たちを愛するようになれば、兄弟を守る者になるでしょう」

20日夜に自宅前で開かれた追悼集会には大勢の人が集まり、パークスさんのエッセーを刻んだ追悼碑を掲げて、暴力に反対する思いをしのんだ。

昨年、ウィスコンシン州の公共ラジオに出演したパークスさんは、「耳にするのは誰かが死んだとか、誰かが撃たれたという話ばかり。殺されたのは誰のお父さんや息子や孫だったのだろうとは、誰も考えません」と訴えていた。

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