米軍兵士の国境派遣、「最大1万5000人」とトランプ氏

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メキシコとの国境へ「最大1万5000人の兵士を派遣する」とトランプ米大統領/NICHOLAS KAMM/AFP/Getty Images

メキシコとの国境へ「最大1万5000人の兵士を派遣する」とトランプ米大統領/NICHOLAS KAMM/AFP/Getty Images

ワシントン(CNN) 中米ホンジュラスなどから移民の集団が米国を目指し北上している問題で、トランプ米大統領は31日、最大で1万5000人の兵士をメキシコとの国境地域に派遣して対処させる考えを明らかにした。

メキシコ経由で米国へ入国しようとする移民の数は約3500人。現在米国まで1300キロほどの地点におり、多くは合法的な手続きに従って亡命申請をする予定だと報じられている。

トランプ大統領は31日、記者団に対し「移民集団に関しては軍隊を派遣する。現時点で送り込む要員の数は約5000~8000人だが、最大で1万~1万5000人になるだろう。国境警備隊や移民税関捜査局(ICE)などとともに国境での対応に当たる」と説明した。

国防総省はすでに、軍要員5200人を国境へ送り込んだと発表。この後新たに2000人を派遣する可能性があることも明言している。国境では現在2100人の州兵が任務についており、こちらも必要であれば2000人が新たに招集される見通しだという。

トランプ氏の発言の後間もなく、国防総省は声明を出し、派遣される兵士の数は流動的になるとしつつ、「当初の推計では7000人以上を送り込み、カリフォルニア、アリゾナ、テキサスの各州で国土安全保障当局者らを支援する」と述べた。

国防総省によると国境での任務は、技術的な支援に加え輸送や医療面でのサポートを税関・国境警備局(CBP)に提供するというもの。これに対しトランプ氏は、危険とみられる人物の入国を食い止めるため軍の介入が必要になるとの見解を示している。

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