米ラッパーのジミー・ウォポ、銃撃され死亡 地元ピッツバーグで
(CNN) 米国のラッパー、ジミー・ウォポさんが、地元のペンシルベニア州ピッツバーグで銃撃を受けて死亡したことが20日までに分かった。21歳だった。
警察は18日午後4時半ごろ、車の中で撃たれているウォポさんともう1人の男性を発見。車は道路の真ん中で止まっており、複数回にわたって衝突された形跡が見られたという。
2人は病院に運ばれたが、ウォポさんはその後死亡。警察によれば搬送時、男性の方の容体は安定していた。この男性の身元は公開されていない。警察は現在、銃撃事件について捜査している。
18日には同じく米国の若手ラッパーであるXXXテンタシオン(本名ジャセ・オンフロイ)さんもフロリダ州で銃撃されて死亡した。同州の警察は、強盗事件とみて調べている。
ウォポさんは2016年、愛着ある地元での生活をつづった楽曲「エルム・ストリート」で注目を集めた。ラップを始めたのは7歳のころで、周りの大人に披露して金をもらうのが目的だったという。
昨年のインタビューでは、地元の教会にあったスタジオを自由に使わせてもらえたおかげで14歳のときには本格的に音楽を作っていたと語っている。
一方でウォポさんには、十代の時点で2度銃撃された経験もあった。
同じピッツバーグ出身でヒップホップ界のビッグネームとなったウィズ・カリファさんやマック・ミラーさんは、自分たちの後継者と目されていたウォポさんの訃報(ふほう)を受け、ソーシャルメディアに追悼のメッセージを投稿した。