83歳受刑者に死刑執行、制度復活後で最高齢 米

2018.04.22 Sun posted at 18:02 JST

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(CNN) 米アラバマ州の司法当局は22日までに、殺人罪などで死刑判決を受けていた83歳の男性の薬物注射による死刑を同州アットモアの矯正施設内で執行したと発表した。

米の団体「死刑情報センター」によると、米連邦最高裁が1976年に死刑制度を復活させて以降、死刑に処された服役者としては最高齢となっている。最高裁は19日、弁護士側による執行差し止めの要請を却下していた。

今回死刑が執行されたのはウォルター・レロイ・ムーディー死刑囚。1989年にアラバマ州バーミングハムで発生した郵便物爆弾による連邦控訴裁判所判事の殺害事件で96年に有罪判決を受けていた。

検察側によると、同死刑囚は72年に発生した別の爆弾事件で有罪判決を覆さなかった連邦控訴裁と判事に恨みを抱き、復讐(ふくしゅう)のため89年の爆弾事件を引き起こしていた。

91年には同判事と公民権運動組織「全米黒人地位向上協会(NAACP)」の弁護士の殺害の罪で連邦裁判所で有罪判決を受け、終身刑判決を受けてもいた。

ムーディー死刑囚は一貫して自らの罪はでっち上げられたものと主張。刑の執行前には州側が差し入れる最後の食事を拒絶。代わりに友人や弁護士との面会時に、フィリーチーズステーキ肉のサンドイッチ2個を食べ、炭酸飲料2個を飲んだという。

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