いたずら通報で警察出動、誤って男性射殺 容疑者逮捕 米

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偽の通報で銃撃を受け死亡したアンドリュー・トーマス・フィンチさん(28)

偽の通報で銃撃を受け死亡したアンドリュー・トーマス・フィンチさん(28)

(CNN) 米カンザス州ウィチタで28日、いたずら通報で警察が出動し、自宅にいた男性を誤って射殺する事件があった。警察は29日、この件で指名手配した男をカリフォルニア州ロサンゼルスで逮捕した。

米国では犯罪に関する虚偽の通報を行い、大勢の捜査員や特別機動隊(SWAT)を向かわせる「スワッティング」と呼ばれるいたずらが相次いでいる。今回は人質絡みの事件に関する虚偽の通報があり、警察が出動していた。

ロサンゼルス市警によると、逮捕されたのはタイラー・バリス容疑者(25)。バリス容疑者は2015年にも、CNN提携局のKABCに爆弾絡みの脅迫で警察を出動させ、有罪判決を受けていた。

ウィチタ警察によれば、警官隊は28日、人質のいる状況を想定して出動。正面玄関に男性が現れたのを受け、警官の1人が発砲した。警察は男性が両手を腰の辺りに動かしたところで発砲したとしている。男性は搬送先の病院で死亡、武器は持っていなかったという。

バリス容疑者が通報の際にウィチタの民家の住所を知っていた理由は不明。同容疑者はインターネット上でスワッティングに言及。削除されたツイッターアカウントでは、今月22日にスワッティングをほのめかす文章も載せていた。

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