ＮＹ市警の警官２人、１８歳女性に対する強姦罪で訴追
ブルックリンの麻薬取締班に所属するエディー・マーティンズ被告（左）とリチャード・ホール被告
（ＣＮＮ） 米ニューヨーク市警察のベテラン刑事２人が、警察車両の車内で１８歳の女性を性的に暴行したとして、強姦などの罪で訴追された。
検察によると、ブルックリンの麻薬取締班に所属するエディー・マーティンズ（３７）、リチャード・ホール（３３）の両被告は、強姦や性犯罪、誘拐など合わせて５０件の罪に問われ、３０日に出廷した。２人は起訴内容を全面的に否認しているという。ニューヨーク市警によれば、２人は現在、停職扱いとなっている。
被害者の女性は精神的ダメージが大きくうつ状態となり、高校を卒業して進学予定だった大学にも入学できていないという。
検察によると、私服刑事だった両被告は９月１５日、ブルックリンで１８歳の女性が運転する車を停止させ、何も隠していないことを証明するためとして、ブラジャーを外させた。
２人は麻薬関連の容疑で女性を逮捕して手錠をかけ、女性の車に同乗していた男性２人に対しては、あとで迎えに来るよう指示したとされる。
マーティンズ被告は、ホール被告が運転する警察のワゴン車の後部座席で、手錠を掛けられたままの女性を強姦。続いて車内で場所を入れ替わり、ホール被告が女性に対して性的行為を強要した。
その後２人は女性をワゴン車から降ろし、誰にも話さないよう指示したとされる。女性は病院で診察を受け、鑑定の結果、ＤＮＡが両被告のものと一致した。防犯カメラには、女性が警察のワゴン車から降ろされる様子が映っていた。
