ハリケーン「イルマ」が猛威 3人死亡、650万世帯で停電

2017.09.12 Tue posted at 10:38 JST

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(CNN) 米フロリダ州を直撃した大型ハリケーン「イルマ」の影響で、同州を中心に米南東部で大規模な洪水が発生し、数百万世帯が停電に見舞われている。暴風雨の影響は少なくとも9州に及び、ジョージア州やサウスカロライナ州では倒木の下敷きになるなどして少なくとも3人の死亡が確認された。フロリダ州で約650万世帯が停電しており、地域によっては復旧までに数週間かかるとみられている。

イルマはカテゴリー4のハリケーンとして10日、フロリダ州最南端に延びる列島のフロリダキーズに、続いて同州南西部のマルコ島に上陸した。11日までに熱帯低気圧に変わり、米東部標準時の同日午後5時現在、最大風速は約22メートル。勢力を弱めながら北上を続けている。

フロリダ州最大の都市ジャクソンビルは記録的な高波と洪水に襲われ、市中心部の公園も水没して湖のような状態になった。川沿いの地域の洪水は観測史上最悪のレベルに達し、今後も水位は上昇し続ける見通し。

同州デイトンビーチでは突然の暴風雨で身動きできなくなったトラックから25人が救助され、人気観光地オーランドのあるオレンジ郡では救助隊が1時間あまりのうちに125回出動した。

イルマが上陸したマルコ島では電気や水の供給がストップ、住宅15棟で屋根が吹き飛ばされるなどの被害が出ている。

フロリダキーズでは、列島を結ぶ唯一の幹線道路ががれきでふさがれて通行できなくなり、被害の程度は把握できていない。モンロー郡によると、フロリダキーズの大部分で携帯電話も電気も水も使えない状況にあり、固定電話で連絡を取り合っているという。

米北方軍はフロリダキーズの被害状況を調べるため、ヘリコプターを出動させた。

ジョージア州やサウスカロライナ州の沿岸部も洪水に見舞われ、観光地のサウスカロライナ州チャールストンやジョージア州サバンナでは強風で川の流れが押し戻されて洪水が発生した。当局は沿岸部の住民などに対し、引き続き高波に警戒するよう呼びかけている。

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